来週の相場で注目すべき3つのポイント:短観12月調査、米FOMC、IPOラッシュ

2013年12月14日 18:45

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記事提供元:フィスコ


*18:45JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:短観12月調査、米FOMC、IPOラッシュ
■株式相場見通し

予想レンジ:上限15800-下限15200円

来週は、日米で重要な経済スケジュールが目白押しとなる。市場の関心は17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小に踏み切るかである。株式はリスク・オフ気味だが、緩和縮小に着手したとしても、対応できる経済情勢が整いつつあるとの見方もされている。もっとも、来年1月にバーナンキ議長の任期切れを迎えるなかでは、緩和縮小に踏み切らないとの見方が大勢か。

国内では16日に、12月調査の日銀短観が発表予定。大企業製造業の業況判断DIはもちろんのこと、想定為替や業績計画、設備投資計画などに市場参加者の関心が集まることになろう。19、20日には日銀金融政策決定会合が開催予定。米国の緩和縮小に対して、日本は追加緩和の有無が焦点となる。現状維持がコンセンサスとなろうが、その後の黒田総裁による会見が円安を加速させるか。

メジャーSQが通過したことにより、海外勢による資金流入が細る可能性がある。そのため、物色の流れは次第に個人主体による中小型株へのシフト。好調が続いているIPO(新規上場)は18日、19日にピークを迎える。FOMCの影響から例え不安定な相場展開となったとしても、個人の資金はIPOへの売買を活発にさせることになる。そのほか、季刊誌が発売されることや年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ見直しへの期待が根強いなか、業績を手掛かりにした個別物色も期待される。


■為替市場見通し

来週のドル・円は、17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の有無を見極める展開が予想される。テーパリングは、現状の月額850億ドルの資産購入額が、100-200億ドル程度縮小されると予想されている。テーパリングが見送られた場合は、ドル・円は反落すると予想される。


予想下限の100億ドル以下だった場合は、「噂で仕掛けて、事実で手仕舞え」により、反落が予想される。予想上限の200億ドル以上だった場合は、続伸することが予想される。

■来週の注目スケジュール

12月16日(月):短観12月調査、中HSBC製造業PMI、米鉱工業生産指数など
12月17日(火):アズマハウス上場、米FOMC、独ZEW景況感指数など
12月18日(水):アーキテクツ・スタジオ・ジャパンほか4社上場、米FOMC政策金利など
12月19日(木):足利ホールディングスほか4社上場、米景気先行指標総合指数など
12月20日(金):日銀政策決定会合、コンビニ売上高、ユーロ圏消費者信頼感など《TM》

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