アストラゼネカ、口の中で溶ける前立腺がん治療薬「カソデックスOD錠80mg」を発売

2013年12月13日 23:33

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前立腺がん治療薬「カソデックス錠80mg」で口腔内崩壊錠を採用した「カソデックスOD錠80mg」

前立腺がん治療薬「カソデックス錠80mg」で口腔内崩壊錠を採用した「カソデックスOD錠80mg」[写真拡大]

 アストラゼネカは13日、前立腺がん治療薬「カソデックス錠80mg」の新たな剤形として、口腔内崩壊錠(水がなくても口の中で溶ける:OD錠)を採用した「カソデックスOD錠80mg」を発売したと発表した。

 同剤は1日1回1錠投与の非ステロイド性抗アンドロゲン剤。前立腺がんの治療における内分泌療法の中心的な薬剤として10年を超える臨床実績を有している。

 前立腺がんの治療薬では初めてのOD錠として今年の8月15日に承認を取得。唾液により口の中で溶けやすく服用しやすいのが特徴。

 同社によると、前立腺がんの患者の多くは高齢者で、薬剤をのみ込むことが難しくなるほか、複数の薬剤を服用する機会も多い。カソデックスOD錠80mgは、患者のコンプライアンス(規定どおりに服薬すること)向上が期待できる錠剤として開発したという。

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