日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は17円高、ソフトバンクの下落などが重し

2013年12月13日 09:40

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記事提供元:フィスコ


*09:40JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は17円高、ソフトバンクの下落などが重し

【日経平均は小幅続落スタート、ソフトバンクなどは軟調】

9時39分現在の日経平均株価は、15359.71円(前日比+17.89円)で推移。日経平均は小幅に続落で始まり、その後上昇に転じている。先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)となったが、売り越しとは予想されていたが、想定外の大幅な売り越しだった。シカゴ先物は15500円台をつけていたこともあり、サプライズ的な状況だった。

セクターでは、ゴム製品、非鉄金属、鉱業、精密機器、ガラス・土石、証券、化学、サービスなどが上昇。一方で、空運、倉庫・運輸、電力・ガス、保険、金属製品、情報・通信などが小安く始まった。売買代金上位ではソフトバンク<9984>、KDDI<9433>、武田薬<4502>、キヤノン<7751>、日東電工<6988>が軟調。ファーストリテイリング<9983>、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、三井住友<8316>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>などが堅調。

【ドル・円は103円51銭付近、米緩和策縮小を意識したドル買い観測】

ドル・円は103円51銭付近で推移。ドル・円は一時103円65銭まで買われた。米量的緩和策の年内縮小の可能性が高まっていることから、株高ではなく緩和策縮小を意識したドル買いが観測されている。日経平均株価が下げに転じてもドル売りが広がる状況ではないとみられており、アジア市場でドル・円は年初来高値(103円74銭)をやや上回るのではないか、との声が聞かれている。

短期筋や個人勢の多くは103円30銭付近でドル買いを継続するもよう。103円を下回った場合、ストップロスのドル売りが執行されるとの見方があるが、ドル買いの意欲が失われることはないとみられており、アジア市場でドル・円が103円を下回る可能性は低いとみられている。

■今後のポイント

・103円台前半で個人勢、短期筋のドル買い興味
・量的緩和策の年内縮小の思惑広がり、ドルは下げ渋り

9時39分時点でドル・円は103円51銭、ユーロ・円は142円28銭、ポンド・円は169円11銭、豪ドル・円は92円40銭付近で推移している。《KO》

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