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後場に注目すべき3つのポイント~引き続き先物注視、見送りムード優勢に
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~引き続き先物注視、見送りムード優勢に
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・メジャーSQを控え仕掛け的な売買に翻弄される
・ドル・円は102円52銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
・ミクシィ<2121>がストップ安売り気配、SNS関連にも利益確定売りが広がる
■メジャーSQを控え仕掛け的な売買に翻弄される
日経平均は大幅に続落。249.31円安の15265.75円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えた。11日の米国市場は量的緩和縮小への思惑で大きく下げており、シカゴ日経225先物清算値は大証比200円安の15320円だったことで、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンで始まった。その後は15392.66円と下げ渋る局面もみられたが、15300円処での攻防が続くなか、前場半ば辺りから下げ幅を拡大させている。円相場は朝方からはやや円安に振れているが、明日の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、15375円から15250円の権利行使価格に接近する格好となっている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を占めている。セクターでは化学、その他金融、精密機器、医薬品、証券、金属製品などが軟調。一方で不動産が小幅に上昇している。指数インパクトの大きいところでは、今期2度目の下方修正を発表した日東電<6988>が大幅下落となったほか、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが弱い動きだった。
明日のメジャーSQを控えて積極的には動きづらいなか、SQに絡んだ売買の影響を受けているようである。ギャップ・ダウンで始まったとはいえ、朝方こそ、権利行使価格の15375円処での踏ん張りが期待されていた。しかし、明確な底打ち感がみられないなか、15250円の権利行使価格に接近する格好となってしまっている。同水準には25日線が位置しており、一段安は考えづらいとみられるが、売り方の仕掛け的な売買に翻弄されそうだ。
また、中小型株についても前日のミクシィ・ショックの影響からSNSゲーム関連などが手掛けづらくなり、ハシゴを外された格好である。とは言え、個別に材料が出ている銘柄に資金が集中する流れが目立っており、個人の物色意欲は依然として強いとみられる。全体相場は不安定ながらも、個別対応での値幅取りが活発化する需給状況である。
■ドル・円は102円52銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
ドル・円は102円52銭付近で推移。ここまでのドル・円は、102円42銭から102円75銭で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3774ドルから1.3796ドルで推移。ユーロ圏金融機関のリパトリ(外貨建て資産売却・ユーロ買い)で下げ渋る展開。ユーロ・円は、141円23銭から141円60銭で推移。
12時20分時点のドル・円は102円52銭、ユーロ・円は141円40銭、ポンド・円は167円75銭、豪ドル・円は92円47銭付近で推移。上海総合指数は、2198.91(前日比-0.24%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は先物主導で下げ幅拡大、米国量的緩和の年内縮小観測も重し
・ミクシィ<2121>がストップ安売り気配、SNS関連にも利益確定売りが広がる
・中小型株物色は盛り上がりに欠ける印象、全体的に見送りムードが優勢に
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:30 みずほ証券、年末年始における重要イベントテクニカルポイント(東証)
12:45 5年国債(12月債)の価格競争入札の結果発表
16:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》
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