中国：アリババ馬会長がサムスン幹部などと会談、IPOに向け投資家模索か

*11:10JST 中国：アリババ馬会長がサムスン幹部などと会談、IPOに向け投資家模索か
中国の電子商取引大手、アリババ・グループの馬雲（ジャック・マー）会長はこのほど、訪問先の韓国で、サムスン電子の申宗均（シン・ジョンギュン）共同最高経営責任者（CEO）と会談した。双方は業務面での協力関係について意見を交換。申CEOは、アリババの販売網を通じ、より多くの自社製品を販売したいとの考えを示した。

中国メディアが12日、韓国での報道を引用する形で伝えた。馬会長はこのほかにも、ネイバーやKTといった地元大手企業の幹部と会談を行ったという。市場では、こうした動きについて、新規株式公開（IPO）における戦略投資家を模索しているのでは、との観測が浮上している。

なお、アリババのIPO計画を巡ってはこれより先、馬会長が2014年中の香港での上場に意欲を示したと報じられた。ただ、同社はその後、上場の時期や市場はまだ決まっておらず、引受幹事もまだ確定していないとのコメントを発表している。《NT》