（中国）11月の銀行融資は予想上回る、人民銀は資金供給オペを引き続き停止か

*11:05JST （中国）11月の銀行融資は予想上回る、人民銀は資金供給オペを引き続き停止か
中国人民銀行（中央銀行）が11日に発表した11月金融統計では、人民元建て銀行新規融資が6246億元（約10兆6180億円）となった。前月実績の5061億元から増加し、市場予想の5800億元を上回った。

貿易環境の改善や外貨の流入に加え、10月に中国人民銀行（中央銀行）が市場への資金供給を続けたことが、11月の新規融資の上振れにつながったと指摘されている。同月には人民元建て預金の増加も確認されており、銀行間市場の流動性は予想よりも改善しているようだ。

流動性が落ち着きを見せる中、今後の人民銀の動向に市場の関心が向かっている。本日12日は定例オペ（毎週火・木曜）の日に当たるが、市場では同銀が引き続きオペを見送るとの観測も浮上。人民銀は先週5日以降、資金供給オペを停止している。《NT》