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【株式評論家の視点】ライドオン・エクスプレスは急反発、底打ち確認、「銀のさら」好調
<銘柄の見所>
フードデリバリー事業の運営とフランチャイズチェーン店の加盟募集・指導業務、リトルアーティストの制作・販売などを行っている、ライドオン・エクスプレス <6082> (東マ)は、12月11日(水)43円高の2733円と急反発。外部環境の影響を受けにくい内需関連の好業績の新規公開株として折に触れ見直される場面はあると予想されることから、短期のみならず、中長期的な視点でも押し目は注目されよう。
同社は、「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』をテーマに、現在、宅配事業における拠点ブランドとして宅配寿司「銀のさら」を、複合化ブランドとして宅配御膳「釜寅」/宅配弁当「銀のお弁当」等を、提携レストランの宅配代行ブランドとして「ファインダイン」を展開している。「銀のさら」は全国362店舗(9月末時点)、FC286店・直営76店。宅配釜飯の「釜寅」は全国182店舗(9月末時点)、FC123店・直営59店。何れも圧倒的なシェアで業界NO.1となっている。
足元の業績、ブランド知名度が高く、売上高を安定的に見込める「銀のさら」の継続出店により、「拠点数」を増加させ、全国の宅配インフラ基盤を更に強化し、2014年3月期売上高165億8300万円(前年同期比2.8%増)、営業利益9億1200万円(同68.4%増)、経常利益9億0100万円(同69.1%増)、純利益5億1000万円(同2.2倍)と大幅増益を見込んでいる。
株価は、マザーズに上場した12月3日に公開価格2000円を63%上回る3260円と上昇、5日安値2570円と下げた後、2700円を挟んでもみ合いとなっている。「銀のさら」は50代以上がヘビーユーザー、「釜寅」は40代以上がヘビーユーザーで、人口ボリュームゾーンでの認知度が高いことが同社の強み。宅配拠点の増加及び複合化戦略の推進やデリバリー機能を持たない人気レストランに代わって、その美味しい料理を顧客の自宅やオフィスまで届けるfineDine事業の展開加速。ネット上での直接予約・受注システムとラストワンマイルのリアルな宅配拠点を整備することで、BtoC型デリバリーネットワークの構築によって成長が続くと予想される。2570円が目先の下値として意識された感があり、徐々に下値を切り上げており、上値を試す展開が期待されることから、短期的にも中長期狙いでも押し目は注目されよう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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