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個人主体の中小型株物色が継続/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:02JST 個人主体の中小型株物色が継続
11日の東京市場は利食い優勢の展開になりそうだ。10日の米国株式相場は13日が期限とされる財政交渉の行方と、その結果を踏まえた17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)の判断を見極めたいとの思惑から、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大証比50円安の15540円であり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好から始まろう。
また、円相場は1ドル102円85銭、1ユーロ141円50銭辺りでの推移と、前日からは円高に振れて推移しており、輸出関連への利益確定に向かわせそうだ。さらに、ゴールドマン・サックスでは、ネット関連の業績見直しを行い、足元で急ピッチの上昇を続けているミクシィ<2121>の投資判断を「中立」から「売り」に格下げしている。これまでミクシィの動向が他のSNS関連などへの物色に波及していたこともあり、利益確定に向かわせる動きになるようだと、他の関連銘柄についても不安定な展開になりそうだ。
もっとも、9日に新規上場し、10日に初値を付けたホットリンク<3680>と、10日に上場し初値を付けたブイキューブ<3681>はいずれもストップ高をつけるなど、個人投資家の需給は良好であろう。SNS関連についても長期的に売り込まれていた銘柄群でもあるため、見直しの流れは続きそうなムードではある。
週末にメジャーSQを控えていることから、SQに絡んだ先物主導の売買に振らされやすいため、主要銘柄については手掛けづらい状況である。それ故に個人主体による中小型株や低位材料株での物色が活発化しやすい面もありそうだ。《TN》
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