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日経平均は大幅続伸、SQ週で手掛けづらいが上へのバイアス強まる【クロージング】
記事提供元:フィスコ
*16:17JST 日経平均は大幅続伸、SQ週で手掛けづらいが上へのバイアス強まる【クロージング】
9日の日経平均は大幅続伸となり、350.35円高の15650.21円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。先週末の予想を上回る米雇用統計の改善のほか、為替市場ではドル・円が103円台に乗せてきていることを受けて買いが優勢となった。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・アップで始まった日経平均は、その後は狭いレンジでのこう着が続いていたが、先週末同様、大引けにかけて上げ幅を拡大する展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の8割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>、KDDI<9433>、ファナック<6954>など値がさの一角がけん引する格好だった。日経平均の後場の値幅は30円程度で推移していたが、14時半辺りから上昇ピッチが強まっていた。225先物についても同様であり、先週末と同じ動きをみせていた。
週末にメジャーSQを控えているため、ロール・オーバー中心の売買となり方向感が掴みづらいなか、上へのバイアスが強まってきているように感じられる。為替と連動した先物への仕掛け的な売買なども警戒されるが、売り仕掛けしづらい地合いに。また、先週末の米雇用統計の大幅な改善を受けて、量的緩和政策の縮小のタイミングが早まるとみられたにもかかわらず、米国市場は上昇。量的緩和縮小にも対応できる経済情勢が整いつつあるとの市場反応をみせるなか、アク抜けに近い一段の上昇も期待されてくる。《KO》
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