日経平均は283円高で前引け、ソフトバンクが指数を牽引

2013年12月9日 12:06

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記事提供元:フィスコ


*12:07JST 日経平均は283円高で前引け、ソフトバンクが指数を牽引

日経平均は大幅続伸となり、283.60円高の15583.46円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。先週末の予想を上回る米雇用統計の改善のほか、為替市場ではドル・円が103円台に乗せてきていることを受けて買いが優勢となった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>が買い気配で一気に年初来高値を更新し日経平均を牽引する格好にも。

ギャップ・アップで始まった日経平均は一時15600円を回復し、その後はこう着をみせているが、高値圏での推移が継続。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干減ったものの、それでも全体の8割近くを占めている。セクターでは鉱業、パルプ紙、ゴム製品、情報通信、非鉄金属などが2%を超える上昇に。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほかファーストリテイリング<9983>、KDDI<9433>、ファナック<6954>などが堅調。

日経平均はギャップ・アップ後は利益確定の売りが出やすいとみられていたが、利食いが出ているものの、指数インパクトの大きい値がさの一角に支えられ高値圏での推移が続いている。また、円相場は1ドル103円挟んでの推移であり、やや円安の流れが一服しているものの、自動車株が全面高となるなど先高感が強い状況である。《KO》

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