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注目銘柄ダイジェスト(前場):野村HD、ヤフー、富士通、ミクシィなど
*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):野村HD、ヤフー、富士通、ミクシィなど
野村HD<8604>:791円(前日比+5円)
続伸。米雇用統計が上振れ着地となり、量的緩和の早期縮小観測が強まる形になっているものの、米国株式市場は上昇して為替も円安に反転と、リスクオンの流れに向かっている。マーケットが目先的に最も懸念していたテーパリングの悪影響も織り込んだとの見方から、株式市場の先高期待などにつながっているようだ。株式市場との連動性の高い同社などにも期待感が波及する状況に。
ヤフー<4689>:529円(同+31円)
急伸。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビクション・リストに新規採用としている。目標株価は590円としている。EC事業の先行きに関して、過度に悲観視しすぎているとの判断。流通総額拡大に向けた様々な追加施策が来年前半にかけて発表されると想定、こうした追加施策が徐々に奏功することによって、早ければ来年前半から流通総額の回復が見込めると予想しているようだ。
富士通<6702>:494円(同+23円)
急反発。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も440円から600円にまで引き上げている。構造変化がもたらす国内ITサービス事業の中長期拡大は、まだ株価に織り込まれていないと判断。また、半導体事業の再構築などが更なる株価のアップサイドにつながるとも指摘している。
SUMCO<3436>:912円(同-47円)
軟調。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は156億円で前年同期比62%増益、通期予想は従来の150億円から170億円に上方修正している。実績値は先の観測報道をやや上回る着地にもなっているが、上半期までの進捗から通期上方修正は想定線との見方に。説明会では、会社側のウエハー需要回復見通しが従来の見方から先送りされているもようであり、ネガティブに捉える動きが先行しているようだ。
CKD<6407>:1049円(同+71円)
大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も940円から1450円にまで引き上げている。半導体設備投資回復の恩恵を享受、営業利益の回復期待が一層強まると判断しているもよう。半導体設備投資関連の出遅れ銘柄として、見直しの動きにつながる状況へ。
オプト<2389>:1139円(同-44円)
売り優勢。本日、マザーズ市場にホットリンク<3680>が新規上場、買い気配スタートになっている。ビックデータ関連として前評判が高かったこともあり、3分の1超の株式を保有している同社には、もともと含み益拡大への期待感が先行していた。先のアライドアーキテクツ<6081>の際も、上場後は大株主銘柄が出尽くし感から軟化していることもあり、同社にも利食い売りのタイミングが早まる状況に。
シナジーM<3859>:1100円(同-40円)
売り先行。ホットリンク<3680>が本日、マザーズ市場へ上場したことを受けて、目先の材料出尽くし感が意識されているようだ。同社はホットリンクの大株主となっており、上場に向けてホットリンクの人気化期待を織り込みながら上昇が目立っていた。なお、同様に、ホットリンクの大株主であるオプト<2389>も売り優勢の展開となっている。
オンコリスバイ<4588>:3400円(同-130円)
売り優勢。同社やアライドアーキテクツ<6081>、じげん<3679>など、直近IPO銘柄が軟調。本日上場したホットリンク<3680>、明日上場予定のブイキューブ<3681>と人気化が見込まれるネット関連のIPOが相次ぐ中で、短期資金の流出が継続しているようだ。なお、いちよしでは同社のHIV感染症治療薬「OBP-601」の特徴について、安全性が高く、既存のHIV感染症治療薬に耐性をもったウイルスにも効果が期待できるとコメントしている。
ザイン<6769>:1630円(同+250円)
急伸で一時ストップ高まで。悪天候時などでも、鮮明な画像を撮影できる半導体を開発したと報じられたことが材料視されている。微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が深刻な中国向けの主力製品としており、スマホメーカーなどに売り込むと。また、中国ではスマホ向けだけでなく、解像度の高い監視カメラや走行中の画像を記録するドライブレコーダーなどへの搭載も狙うと伝わっており関心が高まっている。
オンキヨー<6628>:181円(同+37円)
大幅続伸。先週末に、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)事業に参入すると伝わったことが、引き続き材料視されている。長年培った高いオーディオ生産技術や品質管理ノウハウを基盤にして、市場拡大が見込まれるホームエネルギー機器の分野に本格参入し、新ブランド「ONKYO ELE」を立ち上げると。株価が低位でもあり、短期資金を巻き込んで賑わいをみせる格好に。
ミクシィ<2121>:7560円(同+1000円)
ストップ高まで急伸。スマホ向けゲーム「モンスターストライク」のヒット期待などを背景に、先週は週間で約94%の大幅上昇、週末まで8日続伸となっていた。連日での上値追いで短期的な過熱感はあるものの、本日についても需給面主導での上昇が続いている。《KO》
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