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【中国の視点】英国:米警告を一蹴、中国「ファーウェイ」の安全脅威疑惑を解消
記事提供元:フィスコ
*08:11JST 【中国の視点】英国:米警告を一蹴、中国「ファーウェイ」の安全脅威疑惑を解消
イギリス国家安全保障担当補佐官は今週、国家安全保障上の脅威という名目で中国の通信大手、華為技術(ファーウェイ)に対する調査結果を公表する予定だ。この調査は今年7月から始まったが、ファーウェイが中国政府と不透明な関係を持っているという証拠を見つけることができなかったという。また、補佐官は、ファーウェイに対し、ポジティブな評価を付与する予定も明らかにした。これにより、米当局などが2011年から始めたファーウェイの安全脅威調査は英国で終止符を打つことになる見通しだ。
この時期での発表について、キャメロン首相の訪中などに合わせるとみられている。また、
ファーウェイの調査が長引いた場合、中国からの発注を大量に失う可能性があると政府内部からの反発があったことも一因だと分析された。
一方、米政府は英国のほか、今月初め同盟国の韓国に対し、外国企業の通信設備の導入を避けるよう勧告したという。これに対し、中国の外交部は12月4日、ファーウェイが外国法律や貿易ルールに従って市場原理を尊重し、グローバル化を進めていると強調。安全保障上の脅威などを理由に企業活動を妨害する米政府の行為を批判した。
なお、ファーウェイは今後、2億米ドル(約204億円)を投入し、英国で研究・開発センターを新たに整備する予定。また、向こう5年間で英企業から計20億米ドルの部品を調達する計画も明らかにした。《ZN》
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