週刊ダイヤモンド今週号より~セブンのニッセン買収が促すコンビニとネットの再編機運

2013年12月9日 08:01

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記事提供元:フィスコ


*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~セブンのニッセン買収が促すコンビニとネットの再編機運
セブン&アイ<3382>では、「オムニチャネル」と呼ばれる新たなビジネスモデルの構築にかじを切り始めています。これは、店舗とECサイトの継ぎ目をなくすことで、いつでもどこでも同様の買い物体験を提供する考え方のことです。スマホの普及で、ECサイトで店舗と同一の安値商品を探して購入する「ショールーミング」が広がる中、小売り各社では、顧客の流出を防ぐためにオムニチャネルへの対応に乗り出しているのです。

セブン&アイのニッセンHD<8248>の買収はその象徴とも言える動きとみられます。買収の狙いとしては、ニッセンが抱える約3200万人の通販会員という顧客基盤の開拓、ニッセンが持つカタログ作りの技術に加えて、商品開発力の強化なども挙げられています。オムニチャネルで重要なのは商品ですが、現在はネット通販で売れる商品は多くないとして、新商品の開発を急ぐ計画のようです。

セブン&アイがオムニチャネル化に急速に乗り出す背景には、国内にあるグループ約17000の店舗が、これからのネット社会において非常に有効となるとの自信があるためです。配達商品を受け渡す“場所”の重要性は増しており、勝敗を左右するとも言われているようです。「網の目を細かくすればするほど、顧客の利便性が増す」ことから、セブンイレブンでは、今期に過去最高となる1500店の出店を計画しています。

小売業のオムニチャネル化が進む中、今後は大手コンビニによる通販やネット企業との事業提携・買収の機運が高まる可能性があると、ダイヤモンド誌では指摘しています。《NT》

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