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来週の相場で注目すべき3つのポイント:メジャーSQ、IPOラッシュ、テーパリング
*19:20JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:メジャーSQ、IPOラッシュ、テーパリング
■株式相場見通し
予想レンジ:上限15800-下限15000円
来週は、リバウンドを意識した相場展開が期待されそうだ。11月の米雇用統計は予想を上回る改善となった。これまでは量的緩和縮小に動くとの懸念が世界市場の波乱要因だったが、量的緩和縮小にも対応できる経済情勢が整いつつあるとの市場反応をみせている。17-18日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小に踏み切るとの思惑が強まるなか、これを織り込む流れだろう。
今週の日経平均は週半ば以降、SQ週並みの値動きの荒さだったが、13日に12月の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を迎える。既に先週の動きから早めにロールオーバーを進めているとの見方もされていたが、物色は個人主体による中小型株や材料系の銘柄にシフトしやすい。来週・再来週はIPO(新規上場)が多く予定されていることもあり、好パフォーマンスが続くようだと、中小型株相場が盛り上がりをみせそうだ。
米国の量的緩和縮小への見方が変化をみせるなか、メジャーSQが波乱含みとなるようなら、戻りを意識した押し目買い好機のスタンスで望みたいところであろう。
■為替市場見通し
来週のドル・円は、米国11月の雇用統計が改善したことで、12月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の必要条件でもある米国議会超党派議員による財政改革協議の進展を見極める展開が予想される。
17-18日のFOMCでのテーパリングの可能性を見極めるため、ブラックアウト期間前の9日が最後の米国連邦準備理事会(FRB)高官による発言日となる。フィッシャー米ダラス地区連銀総裁(2014年投票権:タカ派)、ブラード米セントルイス地区連銀総裁(2013年投票権:ハト派)、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁(2015年投票権:タカ派)の発言に要注目か。
■来週の注目スケジュール
12月 9日(月):GDP改定値、景気ウォッチャー調査、ホットリンク上場など
12月10日(火):工作機械受注統計、ブイキューブ上場、ボルカールール案会合など
12月11日(水):機械受注、オウチーノ、エンカレッジ・テクノロジ上場など
12月12日(木):欧鉱工業生産、米小売売上高、米新規失業保険申請件数など
12月13日(金):日本アクア上場、米生産者物価指数など《TM》
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