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ユーロ週間見通し:ギリシャへの対応協議、鉱工業生産などを見極める展開
記事提供元:フィスコ
*17:14JST ユーロ週間見通し:ギリシャへの対応協議、鉱工業生産などを見極める展開
■ユーロ強含み、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測の後退
ユーロ・ドルは、欧州中央銀行定例理事会で現状の金融政策の維持が決定され、ドラギ欧州中銀総裁が追加緩和に言及しなかったことで、1.3524ドルから1.3706ドルまで上昇した。
ユーロ・円は、日本銀行の追加緩和観測、極東の地政学的リスクを受けて、140円03銭まで上昇した後、東京株式市場の下落を受けたリスク回避の円買いで一時138円43銭まで反落した。しかしながら、米雇用統計発表後に円安・米ドル高が進行したことや株高を好感してユーロは141円台に上昇し、一段高となった。
取引レンジ:ユーロ・ドル1.3524ドル-1.3706ドル、ユーロ・円138円43銭-141円05銭
■ユーロ圏財務相会合に要注目
今後のユーロ・ドルは、ユーロ圏財務相会合でのギリシャへの対応協議、ユーロ圏の鉱工業生産などを見極める展開となる。17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性が高まっていることで上値は限定的か。
ユーロ・円は、日本銀行による追加緩和観測、極東の地政学的リスクを受けて強含みに推移すると予想される。
予想レンジ:ユーロ・円136円00銭-141円00銭/ユーロ・ドル1.3200ドル-1.3700ドル
■発表予定の主要経済指標・注目イベント
9日(月):(独)10月経常収支
12日(木):(ユーロ圏)10月鉱工業生産《FA》
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