米国株式相場 上昇、雇用統計上振れを好感

2013年12月7日 07:06

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:06JST 米国株式相場 上昇、雇用統計上振れを好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は198.69ドル高の16020.20、ナスダックは29.36ポイント高の4062.52で取引を終了した。11月雇用統計で非農業部門雇用者数が20万3千人増、失業率が7.0%へと低下し、予想を上回る改善となったことが好感され、終日堅調推移となった。好調な経済指標の発表が相次いでおり、量的緩和縮小にも対応できる経済情勢が整いつつあるとみる向きが多い。セクター別でも全面高となっており、特に家庭用品・パーソナル用品や銀行の上昇が目立った。

ビデオゲームのエレクトロニックアーツ(EA)は、人気ゲーム「バトルフィールド4」のバグ問題へ対処を優先することを明らかにして昨日急落したものの、新作ゲームのリリース予定に変更はないことに言及し急反発。半導体のインテル(INTC)はシティグループが投資判断を引上げ堅調推移となった。一方で百貨店のJCペニー(JCP)は、米証券取引委員会が同社の資金調達に関して調査を行っていることが明らかとなり急落。アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は冴えない業績見通しを示したことで軟調推移となった。

週を通してダウ平均株価とS&P500指数は小幅下落となり、週間連続上昇は8週で終了した。《KG》

関連記事