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米株式:上昇、雇用統計後、6日は42.5-52.5億ドルの債券購入
*00:27JST 米株式:上昇、雇用統計後、6日は42.5-52.5億ドルの債券購入
米株式市場
S&P先物は9月18日の高値と10月8日の安値後から続いていたライジング・ウエッジの下限を2日に下抜けていたが、依然12月第1週の大規模な債券購入が下支えし、6日は史上最高値に近づいている。雇用統計後の6日は42.5-52.5億ドル。更に9日は2回に渡る購入が予定されている。
マクロ経済に関しては2日のISM製造業において雇用が53.2から56.5に上昇、4日のADP雇用統計では予想の17万人増加に対して21.5万人、前月も13万人から18.4万人に上方修正、5日の第3四半期GDPでは市場予想を上回り(在庫が増加したものだが)、そして11月雇用統計では2カ月連続で非農業部門雇用者数が20万人増加となったことが明らかになり、失業率は7%にまで低下。
連銀が資産購入プログラムの現状継続に関して度々「データ・ディペンデント」と示していることを踏まえれば、12月17-18日の連邦公開市場委員会後での縮小見送りへの建前を失いつつある。ただ、2014年に国内経済は加速すると予想していたゴールドマン・サックスのエコノミスト、ハッツイアス氏は3月縮小予想を維持している。依然として12月縮小を支持する声は極端に少ない。「11月雇用統計が圧倒的であれば12月支持」としていたJPモルガンは条件として非農業部門雇用25万人の増加を挙げていた。
連銀内では、5日、タカのアトランタ連銀ロックハート総裁が緩和政策に関して今後の購入計画を公表するべきだとの考えを再度表している。来年投票権を持つフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁も資産購入総額を示すべきだとの考えを再度示し、資産購入終了が賢明とも発言している。
個別銘柄では、小売りが依然弱く、ファミリーダラー(FDO)とビッグロッツ(BIG)が冴えない業績を発表している。
S&P 500は16.30高の1801.33前後で推移、ナスダック総合指数21.15ポイント高の4054.31ポイント、ダウ平均株価は147.44ドル高の15968.95ドル前後で推移(日本時間24時25分時点)。《KG》
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