日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は73円高、売り一巡後はプラス圏に転じる展開

2013年12月6日 09:45

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:45JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は73円高、売り一巡後はプラス圏に転じる展開

【日経平均は73円高、寄り付きを安値にプラス圏に転じる】

9時44分現在の日経平均株価は、15250.53円(前日比+73.04円)で推移。日経平均は続落で始まった。5日の米国株式相場は、NYダウが5営業日続落。シカゴ日経225先物清算値は大証比75円安の15085円となり、この流れを受けて利益確定の流れが先行した。しかし、寄り付きの15112.54円を安値に、その後はプラス圏に転じる展開。直近の急ピッチな下落を背景に買い戻しの動きが優勢となっている。

売買代金上位では、ソフトバンク<9984>、トヨタ<7203>、アドウェイズ<2489>、ホンダ<7267>、コマツ<6301>などが堅調。一方で、ミクシィ<2121>、ファーストリテイリング<9983>、ドワンゴ<3715>、コロプラ<3668>、ファナック<6954>などが軟調。セクターでは、石油・石炭、電力・ガス、空運、陸運、保険、銀行、海運、不動産などがしっかり。一方、鉱業、その他金融、証券、電気機器、精密機器、ゴム製品、ガラス・土石、医薬品などが冴えない。

【ドル・円は101円92銭付近、米11月雇用統計の発表待ち】

ドル・円は101円92銭付近で推移。5日の欧米市場でドル・円は101円62銭まで下げたが、101円台後半では短期筋のドル買い興味が残されており、ドル・円はやや下げ渋っている。東京株式市場の下落は想定の範囲内であり、特に嫌気されていないもよう。米11月雇用統計の発表を待つ状況となっており、リスク回避的なドル売りがさらに広がる可能性は低いとみられている。

■今後のポイント

・日経平均株価の下落は想定の範囲内
・101円後半でドル買い興味残る

9時44分時点のドル・円は101円92銭、ユーロ・円は139円30銭、ポンド・円は166円50銭、豪ドル・円は92円31銭付近で推移している。《KO》

関連記事