関連記事
【飛び乗り飛び降りコーナー】オンコリスバイオファーマは今日、新規上場、寄り付き狙いで有望
6日にマザーズに新規上場する、オンコリスバイオファーマ <3723> (東マ)に短期狙いで注目したい。5日の株式市場では、全般相場が手がかり材料難となる中、京都大学iPS細胞研究所(山中伸弥所長)が、治療に使うiPS細胞をあらかじめ作って備蓄する計画を始めたと発表したことをキッカケに、バイオ関連が物色されており、同社の上場は市場の関心を集めると予想されることから、大幅な上昇が期待できそうだ。 i 同社は、日本たばこ産業で医薬品の研究開発企画部長を務めた浦田泰生社長が2004年に起業した創薬ベンチャーで、ウイルスの遺伝子改変をプラットホーム技術に、エイズウイルス(HIV)治療薬やがん治療薬・検査薬などを開発に強みを持つ。新しい薬の候補となりそうな物質を製薬会社に貸与する見返りに受け取る開発協力金が収益の柱となっている。
中でも注目されるのが、HIV感染症治療薬「OBP-601」。米製薬大手のブリストル・マイヤーズ・スクイブに導出済みで、17カ国94施設で第2相の臨床試験まで進んでいる。上市後のロイヤルティー収入を除く収入総額は、最大2億8600万米ドル(280億円程度)となる見通しで、薬が実際に販売されれば、ロイヤルティー収入も見込まれる。そのほか、腫よう溶解ウイルス「OBP-301」(テロメライシン)や分子標的抗がん剤「OBP-801」が主要な主要なパイプライン(新薬候補品)となる。
上場時株式数は851万700株(公募株を含む)。公募株式数は182万株(100株単位)。売り出し株数は40万株(ほかにオーバーアロットメントによる売り出し33万3000株)。公開・売り出し価格は2600円。上場で調達する約43億円は将来の医薬品候補物質の開発に宛てる計画。足元の業績、2013年12月期売上高は20万円(前期は3億9670万円)、営業損益は8億1。590万円の赤字(同1億4090万円の赤字)、経常損益は7億6920万円の赤字(同9880万円の赤字)、最終損益は7億7130万円の赤字(同1億0280万円の赤字)を見込む。
バイオ・創薬銘柄の新規公開としては、6月26日にジャスダックに上場したリプロセル <4978> (JQS)以来で、約6カ月ぶりとなることから、新鮮味もあり高い人気になると予想される。公開価格の約2倍の5000円前後迄で寄り付くようであれば、短期狙いで買いを入れてもいいだろう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【鈴木雅光の投信Now】基準価額の高いファンドは割高か?(2013/12/04)
・【じっくり投資コーナー】プラザクリエイトは米企業との資本業務提携期待、PBR、利回り割安(2013/12/03)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
