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SQ攻防
記事提供元:フィスコ
*16:07JST SQ攻防
昨日の下げで8営業日前(11/22)の水準に戻った。この日は15500円に乗せながら押し戻された時で、昨日後場も
15500円が上値の壁になったことから、来週のSQ値を15500円以下に抑え込みたい勢力が居るのではないか、との見方になる。
とりわけ、最近の株価上昇が先物主導、それに伴う裁定買い残の積み上がりが牽引していたため、先物主導の下げとなると下落ピッチが加速する。昨日の先物手口では、英バークレイズが突出(225型4872枚、TOPIX型8025枚)、2位以下にドイツ銀(同、1927枚、2156枚)、メリルリンチ(同、1815枚、2475枚)が続いた。引け後に発表された11月29日現在の裁定買い残は前週比1721億円増の4兆2296億円。5月17日のピーク4兆3142億円に迫った。先物連動5銘柄(ファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンク、KDDI、京セラ)の下げ寄与分は96.92円、全体の28.4%を占めた。
問題は、この動きが一時的な調整かどうかとなる。目安として150ドル×102円/ドル=15300円を置く(割り込めば、ドル建て日経平均の150ドル割れか、ドル円の102円割れを意味する)が、下落すると出てくる弱気論を睨んで行くことになろう。《FA》
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