マネパG 預かり証拠金は順調に拡大、独自のサービスで幅広い実需の取り込みも可能

2013年12月5日 14:44

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記事提供元:フィスコ


*14:44JST マネパG---預かり証拠金は順調に拡大、独自のサービスで幅広い実需の取り込みも可能

マネーパートナーズグループ<8732>はFXのパイオニアであり、FX事業を発祥としている会社として初の東証1部上場企業を果たした。

2014年3月期の第2四半期(4-9月期)は、相場全体の変動率が4-6月に大きくなったことで大幅増益(黒字転換)を達成している。また、取引を生み出す源泉の預かり証拠金は順調に拡大しており、ホワイトラベル(大口金融法人顧客に対する外国為替証拠金取引システム)提供終了で関連固定費が減少している。その他の費用削減も順調で、相場の低迷にも耐えうる体質になっている。更に、同社はできるだけスプレッドを小さくする(顧客の費用を軽減する)一方で、外部カバーを適切に行う(リスクを減らす)ノウハウのシステム化(カバー取引手法の継続的な改善)も進めており、長い目で見た収益力の向上が期待できる。

FX取引の将来性も高いと考えている。現状、FX取引市場の口座数は約420万件である。外国為替の利用者からの視点で考えると、海外旅行者数(年間)は1,894万人(2012年)、有効旅券(パスポート)数は3,030万人に上る。また、投資商品としての視点から見ると、証券口座(法人含む)は2,173万口座(2013年6月現在)となっており、この点からも将来的には2,000万口座の可能性はあり得る。

同社は東証1部上場企業という信用力に加え、主要な4国際空港で外貨両替、受取りサービスが可能な同社だけのサービスも展開しており、幅広い実需の取り込みも可能であろう。《FA》

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