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プラザクリエ ビスタプリント子会社と資本提携、自己株式の第三者割当による調達資金で日本に合弁会社設立へ
*09:13JST プラザクリエ---ビスタプリント子会社と資本提携、自己株式の第三者割当による調達資金で日本に合弁会社設立へ
写真プリントチェーン国内最大手のプラザクリエイト<7502>は11月21日、グローバルに小規模事業者および個人向けオンラインプリントサービスを展開するビスタプリント(米国NASDAQ:VPRT)の子会社「Vistaprint Distribution B.V.」(以下「VDBV」)との資本提携及び業務提携を発表した。
資本提携の内容は、同社の自己保有株式をVDBVに第三者割当するもの。同社は第三者割当によって得られた資金(約4.8億円)を全額、VDBVが今後日本に設立するビスタプリント・ジャパン(VPJ)に出資する予定(出資比率は同社49%、VDBV51%)。また、この第三者割当が実現すると、VDBVの同社への持株比率は17%となり第2位の大株主となる。VPJの設立時の資本金は10億円で、事業開始は来年3月の見込み。VPJの事業内容は、日本国内における「Vistaprint」等ブランドによる名刺などのオンラインプリント事業、「Digipri(デジプリ)」ブランドによるオンライン写真プリント事業を予定している。
業務提携としては、まず同社ショップ内に順次VPJのコーナーを新設し、VPJ製品の提供を開始する。同社ショップは、従来のファミリーユーザー主体の写真プリントショップから、小事業者向けの製品・サービスも提供可能なプリントショップへと転換していく。一方、VPJはリアル店舗に製品を配置することで、オンラインユーザー以外にも購買層を拡げる。ビスタプリントのオンラインビジネスの強みと、同社の持つリアル店舗を組み合わせることによって、O2O(Online-to-Offline)のシナジー効果を創出し、日本のWeb-to-Print(Web経由で入稿・発注し印刷製品を制作・納入するシステム)市場においてトップシェアを目指す。
同社は日本最大手の写真プリントチェーン。「パレットプラザ」「55ステーション」の2ブランドで全国に約600 店の店舗網を有し、特に首都圏における写真プリント店舗数では圧倒的なシェアを占める。また、「Digipri」ブランドでオンライン写真プリントサービスを手掛ける。《FA》
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