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米緩和縮小に伴う金利上昇を警戒、ECBは大西洋スプレッドを注視へ
記事提供元:フィスコ
*08:53JST 米緩和縮小に伴う金利上昇を警戒、ECBは大西洋スプレッドを注視へ
欧州中央銀行(ECB)が米国債とドイツ債の利回り格差である「大西洋スプレッド」の動きを警戒している。
米国で良好な経済統計が相次ぐ中、米連邦準備理事会(FRB)が12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和の縮小に着手するとの思惑が再燃。前日4日の米債券市場では10年債利回りは2.835%まで上昇し、10月末の水準からは約13%金利が上昇している。
ドイツ10年債利回りは足元1.70-1.80%辺りの水準で推移していたが、4日には5.2%上昇して1.814%まで急伸。米国とドイツの債券利回りには連動性が強く、欧州での金利上昇が資金調達コストを押し上げれば、景気回復が道半ばの周縁国にとって特に厳しい状況が訪れる可能性さえある。
日本時間きょう5日午後9時45分には、ECB政策会合の結果が発表される。ドラギ総裁が米緩和縮小にどのような構えを示すか、市場の注目が集まっている。《RS》
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