《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2013年12月5日 08:58

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記事提供元:フィスコ


*08:58JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【小幅安となる】15300-15500円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
日経平均は4日の大幅な下げにより、一気に調整色が強まっている。MACDなどテクニカルでも陰転シグナルの発生がみられてきた。大幅下落の反動も意識されやすいが、先物主導による売り仕掛け的な商いには注意したいところであろう。ソフトバンク<9984>やファーストリテイリング<9983>などに底堅さがみられれば、リバウンドが意識されてくるが、米雇用統計を控えていることで手掛けづらそうだ。

ただし、個人主体による投資意欲は衰えていないとみられる。ソフトバンクなどを睨みながら、中小型株物色が強まりそうである。15300-15500円のレンジを想定する。

【大幅安となる】先物の売り仕掛けは継続か=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比65円安の15405円。為替市場では、ドル・円は102円30銭台、ユーロ・円は139円10銭台と目立った動きは観測されず(8時40分時点)。昨日のリスクオフの余韻が市場には残っており、本日も売り優勢となりそうな状況だ。来週末のメジャーSQに向けて荒っぽい値動きを想定する市場関係者が多いなか、引続き為替動向を睨んだ展開となろう。一部では欧州系ヘッジファンドが先物のポジション整理に動いているとの観測が浮上していることで、急ピッチな上昇に対する調整が続くとの見通しも。

【小幅安となる】先物の需給に振り回されそうだ=フィスコ伊藤 正雄
4日の米国株式はまちまち。小幅下落して始まったものの10月新築住宅販売が予想を上回ったことが好感されて上昇に転じた。その後、地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表を前に、警戒感から一段安となる場面もあったが、米国の多くの地域で緩やかに経済が拡大しているとの判断が示されると、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

セクター別では、不動産や素材が上昇する一方で食品・生活必需品小売やヘルスケア機器・サービスが下落した。著名投資家のカール・アイカン氏は、アップル(AAPL)に対して今年度(2014年9月末年度)中に500億ドルの自社株買いを実施するよう株主提案を行ったことを明らかにした。

CMEの225先物は大証の日中終値より65円安の15405円で取引を終了。NY時間での高値は15485円、安値は15205円、上下のレンジは280円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともにやや下落して戻ってきた。本日も前日同様に先物の需給に振り回されそうだ。《MI》

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