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日経平均は大幅下落、直近IPOなど中小型株への物色が続きそう【クロージング】
記事提供元:フィスコ
*16:28JST 日経平均は大幅下落、直近IPOなど中小型株への物色が続きそう【クロージング】
4日の日経平均は大幅下落となり、341.72円安の15407.94円(出来高概算25億4000万株)で取引を終えた。欧州株安の流れを受けた3日の米国市場は、NYダウが8営業日ぶりに16000ドルの大台を割り込んだ。シカゴ先物は大証比175円安の15555円だったが、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンから始まった。
寄り付き後は15500円近辺で下げ渋る動きもみられていたが、先物市場での大口売りをキッカケに一段安となり、一時400円を超える下落幅に。その後、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ポートフォリオの早期見直しに絡んだ報道が観測されるなか、下げ幅を縮める局面もみられたが、結局は大引けにかけて再び弱含みとなっている。
先物主導による下げの影響が大きく、インデックス売りに押される格好。そのため、指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、京セラ<6971>、ソフトバンク<9984>、セコム<9735>などが総じて弱い動きに。物色は個人主体による中小型株物色に向かわせており、売り込まれていた銘柄などをピンポイントで物色する流れに。
今晩の欧米市場の動向次第の面があるが、MACDなどテクニカルシグナルの一角が陰転してきている。米国市場は節税対策の利益確定の売りが出やすいほか、週末に雇用統計を控えていることで、目先は調整が意識されやすい。外部要因の影響を受けやすい主要銘柄への物色は避けられ、直近IPOなど中小型株への物色が続きそうである。《KO》
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