「歩きスマホ」防止機能が登場

2013年12月4日 15:12

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記事提供元:フィスコ


*15:12JST 「歩きスマホ」防止機能が登場
NTTドコモ<9437>は3日、スマートフォン(多機能携帯電話)の画面を見ながら歩く「歩きスマホ」防止の取り組みとして、「歩きスマホ」をしていると警告し、操作を不可能にする機能を5日から提供すると発表した。
Androidスマートフォンの機能を制限できるペアレンタルコントロールアプリ「あんしんモード」に、「歩きスマホ」を検知すると警告を表示する「歩きスマホ防止機能」を追加する。
内部のセンサーが端末の傾きや移動速度などからスマートフォンを見ながら歩いていることを検知すると「危険です」という警告画面を表示する。警告が表示されている間はスマートフォンを操作できなくなる。警告画面は、歩行の停止を検知すると消えるほか、「閉じる」ボタンをタップすれば10秒間、電源ボタンを長押しすると5秒間消える。ゲームなどのソフトは動き続けるが、画面は見えず、警告を消すまで操作できない。歩行検知の感度は3段階で設定が可能。「あんしんモード」をインストールし、「歩きスマホ防止機能」を設定すれば無料で利用できる。当初はお試し機能として提供し、ユーザーからの反響を踏まえ、検知精度レベルや制限レベルなどの適正化を図っていく。
「歩きスマホ」により、通行人との衝突や駅のホームからの転落、踏切への侵入など事故も多数起きているが、なかなか防止できないのが実情だ。特に若者のスマホ依存の割合が高まっている中、こうした機能で強制的に操作できなくすることも必要かもしれないが、自分の意思で安全とマナーを守れるようにならなければ本当の解決にはならない。《YU》

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