【編集長の視点】じげんはKDDIとの提携をテコに直近IPO人気を膨らませて急続伸

2013年12月4日 10:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  じげん <3679> (東マ)は、68円高の1465円と急続伸し、12月2日につけた上場来安値1360円からの底上げを鮮明化している。12月2日にKDDI <9433> と求人情報サービスで提携したことを手掛かりに直近IPO(新規株式公開)人気が増勢となっており、IPO時の高人気の目先売りも一巡したとして下げ過ぎ訂正期待を高めている。

■auユーザーに求人領域の5サイトで115万件の求人情報を提供

  KDDIとの業務提携は、KDDIのauのスマートフォン向けのポータルサイト「auスマートパス」内の「au求人」から、じげんが提供する求人情報サービスのライフメディアプラットフォームの「転職EX」、「派遣EX」、「アルバイトEX」、「看護師求人EX」、「薬剤師EX」を利用できるようにするもので、800万人以上となっているauスマートパスユーザーに5サイト合計で約115万件の求人情報を提供するとともに、EXサイトのユーザー数を増やし、より多くの応募・登録をじげんの提携先企業に提供することを目的としている。

  同社は、この求人領域だけでなく、複数のインターネットメディアの情報を統合し一括検索・一括応募が可能な領域特化型のライフメディアプラットフォーム「EXサイト」を運営しており、不動産賃貸や住宅購入の住まい領域、中古車や自動車保険などの自動車領域、旅行領域など15サイトに及び、今年9月末現在のユーザー数は596万人、合計掲載データベース数は506万件となっている。ユーザーは、一括して15サイトの幅広い案内情報からニーズにマッチした情報を検索して応募することが可能となるとともに、大量のデータベースを蓄積し、提携先企業に対して費用対効果が明確な広告先、集客メディアを提供しており、KDDIとの業務提携は、このサイト価値をいっそう高める。

■15サイトのノウハウの横展開で高い収益性を実現

  各EXサイトは、案内情報の掲載課金ではなく、案件への応募・問い合わせが発生した段階で手数料を受け取る成功報酬型の課金体系となっており、各プラットフォームのノウハウの横展開などで、前2013年3月期の売上高営業利益は50.4%と高い収益性を実現している。今3月期業績は、売り上げ17億9300万円(前期比52%増)、経常利益8億4400万円(同42%増)、純利益5億3300万円(同49%増)、1株利益10.5円と予想している。

  株価は、今年11月22日に公開価格600円でIPOされ、上場2日目に1750円で初値をつけ上場来高値1834円まで買い進まれる高人気となった。最高値後は、この人気の反動で上場来安値1360円まで調整したが、同安値で発表されたKDDIとの業務提携をテコに直近IPO株人気が再燃した。この直近IPO人気は、今年2013年のIPO市場が、12月上場の残り16銘柄で終了、来年は例年通りなら2月末までIPOの空白期間となるだけに、さらに増幅される展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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