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米株式:下落、3日は2回に渡る債券購入
*00:32JST 米株式:下落、3日は2回に渡る債券購入
米株式市場
9月18日の高値と10月8日の安値後から続いていたライジング・ウエッジの下限を2日に下抜けていたS&P先物は3日も下げたが現物寄り付き開始から程なくして下げ幅を縮小している。12月第1週は、3日の2回に渡る債券購入後も大規模な債券購入が数日に渡って予定されている。(4日は27.5-35億ドル、6日は42.5-52.5億ドル)
マクロ経済に関しては週末に11月雇用統計を控えるなかで2日のISM製造業において雇用が53.2から56.5に上昇。4日には非製造業、ADP雇用統計が予定されている。ただ、資産購入プログラムに関しては、雇用の動向に関わらず12月17-18日の連邦公開市場委員会後の縮小を見込む声は極端に少ない。
そもそも9月時に連銀が縮小を見送った際の建前には財政政策の成り行きがある。10月16日に議会が可決し大統領が署名したことは14年2月7日までの債務上限引上げと1月15日までの連邦政府の歳出案を可決で、12月縮小のシナリオは先の建前に反することになる。
ドイツ銀行の12月縮小予想は「11月の雇用統計で18.5万人の非農業部門雇用者数と5万人の上方修正、失業率の低下で見込む」で、ハードルは高い。市場予想は現在、非農業部門雇用者数で18.1万人増加。
連銀関連ではアトランタ連銀のロックハート総裁が下院での議会で金融業への破綻コードについて証言している。
資産購入プログラムに関してはBNPパリバがECBは来年に資産購入を導入すると予想している欧州など海外でも緩和継続観測が続いている。
個別銘柄では、クリスピー・クリーム・ドーナッツ(KKD)が市場予想を下回る通期業績見通しを発表している。
S&P 500は3.09安の1797.81前後で推移、ナスダック総合指数0.70ポイント安の4044.56ポイント、ダウ平均株価は56.24ドル安の15952.53ドル前後で推移(日本時間24時30分時点)。《KG》
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