アリババのIPO：特殊株の発行巡って香港証取が意見公募か、証券当局は慎重姿勢を継続

*11:59JST アリババのIPO：特殊株の発行巡って香港証取が意見公募か、証券当局は慎重姿勢を継続
中国の電子商取引大手、アリババ・グループの新規株式公開（IPO）計画を巡り、香港証券取引所はパブリックコメントを実施するもようだ。普通株よりも議決権の多い特殊株の発行を認めるかどうか、一般の投資家も含めて幅広く意見を募集する構えという。

ただ、香港証券先物委員会（SFC）は慎重な姿勢を崩していない。「明報」（3日付）によると、SFCの唐家成主席は、パブリックコメントを行うかどうかは、香港証取の上場委員会が決めることだとしながらも、「特定の企業のために規定を変えることはできない」と述べている。

なお、アリババのIPO計画については先月時点で、馬雲（ジャック・マー）会長が2014年中の香港での上場に意欲を示したと報じられた。ただ、同社はその後、上場の時期や市場はまだ決まっておらず、引受幹事もまだ確定していないとのコメントを発表している。《NT》