【中国の視点】「国安委」に合わせて防空識別圏を設定、日中間の空睨みあいは増加へ

2013年12月2日 08:10

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記事提供元:フィスコ


*08:10JST 【中国の視点】「国安委」に合わせて防空識別圏を設定、日中間の空睨みあいは増加へ
中国政府は11月23日、尖閣諸島上空を含む空域に、防空識別圏を設定したと発表した。日本外務省はそれに抗議したほか、米政府も外交ルートを通じて懸念を表明した。

なぜこの時期に防空識別圏を設定したのかについて、中国版NSC(国家安全保障会議)とみられている国家安全委員会(国安委)の新設にあわせたものだとみられている。中国の専門家は、中国政府が国安委を新設する予定だが、現時点ではまだメンバーを決めていないと指摘。防空識別圏がないままでは国安委を設立する意味がないとみられている。

また、レーダーや航空技術の発展に伴い、中国は現在、防空識別圏を設立する能力を備えているとの見方も浮上している。

さらに、防空識別圏と領空の定義が違うことも指摘された。防空識別圏の設定が戦争の準備ではないため、日中間で戦争が勃発するなど一部外国メディアの報道が行き過ぎていると批判された。

とはいえ、防空識別圏に入る外国の戦闘機などを追跡する可能性があるため、日中両国の空での睨みあいがこれから増加する可能性も否定できない。《ZN》

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