欧米為替見通し:安倍トレード手仕舞いと極東の地政学的リスク

2013年11月27日 17:20

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記事提供元:フィスコ


*17:20JST 欧米為替見通し:安倍トレード手仕舞いと極東の地政学的リスク

本日27日の欧米市場のドル・円は、28日の米国感謝祭休暇、29日の月末に向けた11月決算のヘッジファンドの安倍トレード(日本株買い・円売り)手仕舞いで上げ渋る展開が予想される。

本日発表される米国の経済指標が改善していた場合、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性が高まり、悪化していた場合は可能性が低下することになる。

23日の中国による防空識別圏の設定、25日の米国による防空識別圏内へのB52爆撃機2機の派遣を受けて、極東の地政学的リスクにも警戒する展開となる。

ヘッジファンド勢は、12月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)への思惑を背景にしたドル高・円安トレンドを想定し、99円台を行使価格、102円-103円付近を消滅条件とする、ノックアウト・オプションに取り組んできた。

相場観は、12月末に向けた米系企業の利益送金によるドル買い、12月テーパリング(量的緩和縮小)観測によるドル買いが優勢な展開だが、米国の景況感の停滞感、米国議会での財政協議の難航懸念から、年初来高値である103円74銭を上抜けることはない、というものである。

12月FOMCでのテーパリング(量的緩和縮小)の条件は、12月6日に発表される米国11月の雇用統計が改善していること、12月13日を期限とする財政改革協議の進展となる。

【今日の欧米市場の予定】

18:00 独・12月GfK消費者信頼感(予想:7.1、11月:7.0)
18:30 英・7-9月期国内総生産改定値(前年比予想:+1.5%)
21:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-2.3%)
22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:33万件、前回:32.3万件)
22:30 米・10月耐久財受注(前月比予想:-2.0%、9月:+3.8%)
22:30 米・10月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.10、9月:0.14)
23:45 米・11月シカゴ購買部協会景気指数(予想:60.0、10月:65.9)
23:55 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:73.1、速報値:72.0)
24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:0.0%、9月:+0.7%)
03:00 米財務省7年債入札(290億ドル)

ブラジル中央銀行が政策金利発表(現在9.50% 0.50%利上げの可能性)《KO》

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