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NYの視点:2014年の世界経済に楽観的な見方が目立つ
*07:02JST NYの視点:2014年の世界経済に楽観的な見方が目立つ
ハト派で知られるダドリーNY連銀総裁やブラード・セントルイス連銀総裁でさえ2014年、2015年の米国経済に楽観的な見方を示した。米国経済に楽観的なのはFRB高官だけではない。市場でも楽観的な見方が強まりつつあるようだ。米ゴールドマンサックスのエコノミストは2014年に世界経済や米国経済が回復するとの見通しを示した。2013年年初から経済のハードランディングが警戒されていた中国経済も7.5%前後で安定し、投資家の不安を掻き立てる結果にはならないと楽観的。これに伴い、先進諸国中央銀行の次のステップは緩和策の出口戦略実施になると見ているようだ。ただ、中央銀行は2014年を通じて引き続き、「政策金利を長期にわたり低水準で維持する」フォワードガイダンスを維持すると予想。商品価格は下落を予想している。
米上院銀行委は14対8で、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名を承認した。イエレン議長は2014年度、金利が上昇するなか市場に向けて「政策金利を長期にわたり低水準で維持する」と確認していくことになる。
■2014年の注目点
1.米国や先進国市場で回復が見られる。
世界経済は改善するが、投資家は米国の財政問題などに依然回復に懐疑的見方を維持する可能性がある。ゴールドマンサックスは消費者マインドが回復すると米国株式相場や債券利回りの上昇につながるとみているようだ。同社は米国の国内総生産(GDP)は3%以上の成長を見込んでいる。欧州経済は依然低成長ながら、ペースは加速する見込み。
2. 欧米日英の中央銀行はフォワードガイダンスを維持
景気が回復する一方、欧米日英の中央銀行は「政策金利を長期にわたり低水準で維持する」とのフォワードガイダンスを維持すると予想されている。ゴールドマンは2016年まで米国の利上げはないと見ている。成長ペースの加速に伴い金利が上昇する中、中央銀行が引き続きフォワードガイダンスを主張していくことがより困難になる。
3. キャリートレードは継続
潜在的水準を下回るものの経済の回復に連れ、2014年を通してリスク資産への投資やキャリートレードは継続すると考えられる。
4. 各国中央銀行間で、緩和策の出口戦略実施が始まる。
各国間で回復の見通しに相違があるものの、緩和策の出口戦略実施はほぼ同時期に開始されると予想されている。
5. 経常赤字が大きく、インフレの高い新興諸国通貨がリスク
先進諸国の改善に伴う緩和策の解除に従い、今まで緩和策の恩恵を受けていた高金利諸国、新興諸国資産に対するリスクの見直しの必要性が指摘されている。特に新興諸国通貨の変動には引き続き注視が必要で、経常赤字が大きく、インフレの高いブラジルやインドの通貨は売られ易い可能性が指摘されている。
6. 商品価格の下落
金、同、大豆、鉄鉱石は15%以上の下落が予想されている。
7.中国の成長は安定
中国経済は7.5%前後で横ばい。少なくとも投資家の安心感につながる。《KO》
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