【中国から探る日本株】今年の新車販売は上振れも、「代替不可能な」日系車が力強く回復

2013年11月13日 08:03

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記事提供元:フィスコ


*08:03JST 【中国から探る日本株】今年の新車販売は上振れも、「代替不可能な」日系車が力強く回復
中国汽車工業協会の董揚秘書長は11日、国内の新車販売台数が2013年通期で前年比10%以上の伸びを示す可能性があるとの見通しを示した。年初時点で7%前後の伸びを見込んでいたが、これを上振れるとの見方だ。仮に、一部都市での購入規制などがなければ、18-20%の伸びを確保することも難しくはないと述べている。

中国の昨年の新車販売台数は前年比4.3%増の1930万6400台だった。これをもとに試算すると、今年の販売台数は2100万台強に達し、初の2000万台乗せとなる可能性がある。都市化政策などを背景に国内需要が拡大しているほか、昨年は反日デモで日系ブランド車の販売台数が落ち込んだ経緯があり、その反動増も販売拡大の一因となっているようだ。

特に日系ブランド車については、想定を上回る回復ぶりが中国でも注目を集めている。10月には、トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、ホンダ<7267>、マツダ<7261>の4社が前年同月比で80%以上の伸びを確保した。反日感情の沈静化に加えて、メーカー各社の現地化の取り組みが奏功したと指摘されている。

また、一定の購買層にとって「代替不可能な存在」であることが、日系ブランド車の力強い販売回復につながっているとの見方もある。内陸部よりも購買力の高い沿岸部で比較的高いシェアを確保していること、国産ブランド車の弱みである高級車や大型車市場で競争力を持つことなどが、日系ブランド車の強みとされている。《NT》

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