米雇用統計に不信感

2013年11月11日 07:58

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記事提供元:フィスコ


*07:58JST 米雇用統計に不信感
注目された10月の米国の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比20万4000人増と、予想の12万5000人を大幅に上回った。政府機関の一部閉鎖や米国債のデフォルト懸念により低めの予想が大勢だったが、予想とかけ離れた驚きの数字となった。政府機関の閉鎖にともなう一時帰休職員は失業者として数えられていないとのことであるが、政府機関が閉鎖されたことにともなって政府からの仕事を受託している民間企業も当然影響を受けたはずである。また、政府機関の閉鎖や米国債のデフォルト懸念があれほど高まった状況で順調に労働者が増加したとはにわかには信じがたい。政府機関の閉鎖で労働省も閉鎖されたが、集計になんらかの問題はなかったのだろうか。今回の雇用統計を見て米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和策の縮小開始時期が早まったとの観測もあるが、早計だろう。11月の雇用統計や今後数値の修正がなされるかどうか注意深く検証する必要がある。年明けには予算の成否や債務上限引き上げで再度大統領と共和党が激突する可能性もありFRBは年内に動くことはできないのではないか。《YU》

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