【中国から探る日本株】雨雪少ない今冬はPM2.5深刻化も、ハルビンで空気清浄機が在庫切れ

2013年10月23日 08:04

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:04JST 【中国から探る日本株】雨雪少ない今冬はPM2.5深刻化も、ハルビンで空気清浄機が在庫切れ
石炭消費の増える冬場に向けて、中国各地で大気汚染の深刻化が警戒されている。西安市(陝西省)の気象当局では、今年の冬場は例年より雨量や降雪が少ないとみられるため、大気汚染が一段と悪化する可能性を警告している。

中国の東北部では20日以降、大気汚染が急速に悪化。微小粒子状物質「PM2.5」の計測器が“振り切れた“として注目を集めたハルビン市(黒竜江省)では、21日に続いて22日も市内の小中学校が休校となったほか、高速道路の閉鎖や航空便の運休などが続いた。

その他の東北部の都市でも厳しい状況が続き、長春市(吉林省)では22日、PM2.5の濃度が600マイクログラムを突破。同市でも計測器が振り切れるレベルの深刻な汚染となっており、視界不良のため「伸ばした自分の手が見えないほど」などと形容されている。

ここ数日で大気汚染が悪化した原因については、公共暖房の供給が始まったことで、燃料としての石炭の消費が増えたことなどが挙げられている。本日23日は雨などの影響でひとまず落ち着くとの予報だが、北京市では緊急対策案の策定を検討するなど、対応を急いでいる。

そうした中で、先のハルビン市では、マスクや空気清浄機が飛ぶように売れているという。地元紙の報道によると、在庫切れとなっている家電量販店も少なくないようだ。人気があるのは、フィリップスやサムスン電子、パナソニック<6752>、シャープ<6753>などの除菌機能付きのタイプだという。《NT》

関連記事