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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】カーリットホールディングスは低PER、低PBRに見直し余地
カーリットホールディングス <4275> は、日本カーリットが株式移転によって設立した純粋持株会社で、13年10月1日に東証1部市場に新規上場した。株価は持株会社の新規上場後に軟調展開となったが、調整一巡感を強めている。指標面の割安感に見直し余地があるだろう。
日本カーリットの化薬事業(産業用爆薬、自動車用緊急保安炎筒、危険性評価試験受託など)、および化学品事業(塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウム、農薬、電子材料、機能材料など)を主力として、ボトリング事業、シリコンウェーハ事業、その他事業(研削剤、シロアリ防蟻施工、各種耐火・耐熱金物など)を展開している。なお10月1日には、一級建築士事務所の総合設計の株式を100%取得して子会社化すると発表した。新たに上下水道施設設計分野にも事業展開する方針だ。
今期(14年3月期)連結業績見通しは、日本カーリットが5月14日に公表した数値を引き継いで、売上高が前期比26.4%増の475億円、営業利益が同44.5%増の20億円、経常利益が同37.6%増の21億円、純利益が同18.5%減の13億円としている。
化薬事業では自動車用緊急保安炎筒の価格改定や、緊急脱出用ガラス破壊機能付き製品「ハイフレヤープラスピック」への交換を促進する。化学品事業では塩素酸ナトリウムなどが好調に推移し、ボトリング事業でのホット飲料の受注増なども寄与して増収営業増益見込みとしている。純利益は前期計上した横浜工場跡地売却による特別利益一巡が影響する。第1四半期(4月~6月)の通期見通しに対する進捗率が低水準のため下振れに注意が必要だが、期後半に向けての収益改善を期待したい。
株価の動きを見ると、上場初日の10月1日高値549円から10月9日安値478円までほぼ一本調子に下落した。この期間の全般地合い悪化が影響したようだ。ただし足元では500円近辺に戻して調整一巡感を強めている。
10月18日の終値496円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円13銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(日本カーリットの前期実績の連結BPS841円00銭で算出)は0.6倍近辺である。低PER、低PBRに見直し余地が大きく、水準切り上げの展開になりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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