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【中国の視点】都市鉄道の整備、不動産バブル崩壊回避のカギに
記事提供元:フィスコ
*08:12JST 【中国の視点】都市鉄道の整備、不動産バブル崩壊回避のカギに
中国初の省を跨ぐ地下鉄は今月15日から運営を開始した。同地下鉄は上海市と江蘇省昆山市を結び、1時間以内の通勤圏を実現させた。
中国では、不動産バブル懸念が高まっている地区は北京や上海、広州市など主要都市に集中している。こうした都市には国内のエリート社員のほか、収入の高い外国人や駐在員などが多く住んでいるため、住宅価格はほかの地区に比べて割高となっている。
一方、住宅価格が高いニューヨークや東京など国際都市では、住宅価格の対年収倍率が北京市などを大幅に下回っている。これについて、中国は発展途上国で、北京市などの平均給与がニューヨークなどを大幅に下回っているため、この倍率差は当面回避できないと分析された。また、経済のグローバル化や国・地域間の所得格差などを受け、駐在員などと現地住民の給与格差はどうしてもさけられないと指摘された。
ただ、中国における都市鉄道の整備遅れが主要都市の不動産バブルを生じさせているもう1つの要因だと分析された。都市地下鉄が整備されているのは北京や上海市など数都市にとどまり、市や省を跨ぐ地下鉄など通勤に利用できる鉄道は冒頭に挙げた昆山市-上海市の間だけとなっている。そのため、市外に住居を構えると市内への通勤ができないため、高くても市内での住宅購入を余儀なくされている。
統計によると、鉄道などで通勤できないため、主要都市と周辺地区の不動産価格差は2-3倍になっている。《ZN》
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