【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は値固め進み出直り近い、なお低PER

2013年10月16日 15:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  新和内航海運 <9180> (JQS)の株価は年初来高値更新後に反落したが、足元で切り返しの動きを強めている。好業績や指標面の割安感に依然として見直し余地が大きく、上値を試す展開だろう。

  NSユナイテッド海運 <9110> の子会社で、鉄鋼メーカー向け原料炭・石灰石・鋼材、電力向け石炭、建設向けセメントなどの内航海運を主力としている。復興関連のセメントや電力関連の石炭の輸送量が高水準であり、8月には4000トン積石炭灰運搬船「きぼう」が竣工した。

  今期(14年3月期)の連結業績見通し(7月31日に増額修正)については売上高が前期比5.0%増の200億15百万円、営業利益が同25.5%増の14億70百万円、経常利益が同19.3%増の14億02百万円、純利益が同22.0%増の9億52百万円としている。

  電力・セメント・鉄鋼関連の貨物輸送が、いずれも期初時点の計画を上回る水準で推移して、諸経費の圧縮効果も寄与するようだ。復興関連需要の本格化や景気回復に伴う鉄鋼生産量増加なども考慮すれば、通期再増額の可能性があるだろう。

  株価の動きを見ると、9月下旬に売買高を伴って動意付き、9月27日には年初来高値となる513円まで上伸した。その後一旦は450円近辺まで反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。10月15日には前日比26円(5.70%)高の482円まで上伸する場面があった。好業績見通しを評価する動きだろう。

  10月16日の456円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS88円36銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は0.8倍近辺である。

  日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形であり、強基調を維持している。好業績や指標面の割安感に依然として見直し余地が大きく、上値を試す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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