アリババのIPO:米国上場に慎重姿勢、ソフトバンクなどからの訴訟を警戒

2013年10月16日 09:48

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記事提供元:フィスコ


*09:48JST アリババのIPO:米国上場に慎重姿勢、ソフトバンクなどからの訴訟を警戒
中国の電子商取引大手であるアリババ・グループの蔡崇信副会長はこのほど、同社の新規株式公開(IPO)計画について、香港証券先物委員会(SFC)が考え直してくれるなら、香港で上場する可能性が高いと発言した。SFCは香港で禁止されている一般の株式より議決権の多い特殊新株を発行できる「二重構造」をアリババへの特別適用を拒否した経緯があった。一方、蔡副会長は、中国本土で上場する可能性がほぼゼロだと強調した。

ただ、アリババは、二重構造が適用されている米株式市場でのIPOに慎重な姿勢を示している。米法律に詳しい専門家によると、米株式市場に上場する場合、米裁判所がアリババに対する裁判管轄権を持っているため、アリペイ(アリババのネット決済子会社)再編の件で大株主である米ヤフーやソフトバンク<9984>に訴訟された場合、アリババにとって不利だという。

なお、アリババが2011年5月に行ったアリペイの再編で不当な利益を獲得した可能性があるとみられている。米ヤフーなどがアリペイの件でアリババを提訴する場合、アリババのIPOが一時停止に追い込まれる可能性があるとみられている。《ZN》

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