米財政協議の進展期待というよりは、万が一に備えたニュートラルの動きか【クロージング】

2013年10月9日 16:39

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:40JST 米財政協議の進展期待というよりは、万が一に備えたニュートラルの動きか【クロージング】

9日の日経平均は続伸となり、143.23円高の14037.84円(出来高概算24億1000万株)で取引を終えた。買い戻しとみられる流れが強まり、終値では3日ぶりに14000円を回復した。寄り付きこそ、米国債デフォルト懸念による米株安が嫌気され、日経平均は100円を超える下げで始まった。ただ、その後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、前引けにかけてプラスに転じると、円相場の円安が安心感につながり、大引けにかけて上げ幅を広げている。

セクターをみると、不動産、その他金融が全面高となるなど、足元で調整をみせていた銘柄を中心に強い値動きが目立つ。一方、逆行高が続いていたソフトバンク<9984>がこの状況下の中で5%を超える下げになるなど、利食いと、買い戻しといった売買が中心とみられる。売買代金についても2兆円を下回っている状況であり、米財政協議の進展期待による資金流入というよりも、ポジションをニュートラルに戻し、協議の行方に備えているようである。

日経平均はひとまず9月3日に空けたマド上限で踏ん張り、再び雲上限を上放れている。ただし、テクニカル・リバウンドの範囲内であり、もう一段のリバウンドを見せておきたいところ。マド上限レベルでの攻防から、空けて下落してしまうとチャート形状は一気に悪化するため、楽観視は出来ない。しばらくは、値ごろ感からの短期的な値幅取りが中心になりそうだ。《KO》

関連記事