【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エム・ディ・エムは出直り感強める、300円乗せからスピードアップも

2013年10月8日 07:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  医療機器商社の日本エム・ディ・エム <7600> の株価は下値固めが完了して出直り感を強めている。成長分野の医療関連のテーマ性や指標面での低PBRが支援材料だ。

  骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野を主力とする医療機器輸入商社である。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約が前期に終了したが、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販を強化しており、自社製品比率上昇によって売上総利益率が改善する。6月にはODEV社製造の脊椎固定器具の薬事承認を取得した。ODEV社製は人工膝関節製品が中国で薬事承認を取得しており、中国の高齢化社会到来を背景として中期的に収益寄与本格化が期待される。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.6%増の94億円、営業利益が5億40百万円(前期は1億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円(同3億95百万円の赤字)、純利益が2億円(同3億97百万円の赤字)の黒字としている。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了の影響一巡、骨接合材料の新規導入製品の通期寄与、北米市場での販売増加、そして自社製品比率上昇による売上総利益率改善などで営業黒字化の見込みだ。想定為替レートは1ドル=93円としている。

  株価の動きを見ると、9月2日の直近安値231円をボトムとして反発し、ほぼ一本調子に出直り展開となった。10月3日には295円まで急騰して6月24日以来となる300円台に接近する場面があった。下値固めが完了して出直り態勢のようだ。

  10月7日の終値271円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円56銭で算出)は36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS409円58銭で算出)は0.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロスとなり、週足チャートで見ても13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。強基調に転換して4月の高値圏回帰を目指す動きのようだ。300円台回復が当面のターゲット水準だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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