日本株見通し:こう着感の強い展開か、日銀の金融政策決定会合の結果には注目

2013年10月4日 08:54

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記事提供元:フィスコ


*08:54JST 日本株見通し:こう着感の強い展開か、日銀の金融政策決定会合の結果には注目

4日の東京市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。3日の米国株式相場は下落し、NYダウは節目の15000ドルを割り込んだ。ISM非製造業景況感指数が市場予想を超える低下となり、米景気の先行き不透明感につながった。また、4日発表予定の米雇用統計の延期が決まるなど、米財政をめぐる政府機関の閉鎖が続いていることも市場心理を冷やしている。

シカゴ日経225先物は一時13985円と14000円を割り込んでいる。清算値は大証比60円安の14080円。日経平均はこの流れを受けて売り優勢の展開になろう。また、3日の東京市場では自動車株の堅調な値動きが目立っていたが、米株安のほか円相場が1ドル97円前半で推移するなか、反動安が警戒されそうである。

もっとも、今週の日経平均は米財政不安や債務上限問題を背景に調整が強まっており、足元ではサポートとして意識される25日線、13週線などの攻防となっている。既に節目の14000円や26週線(13970円辺り)が意識されていたこともあり、14000円割れは想定内だろう。そのため、売り一巡後は底堅さが意識されてくる可能性はある。

また、日銀の金融政策決定会合の結果が注目される。黒田日銀総裁は、増税のネガティブインパクトを回避させるため追加の緩和策の方向性などを示してくる可能性もある。リップサービスとはなるが、消費増税後の景気腰折れへの警戒は相当織り込まれているなか、先行きの追加緩和政策への期待が相場を押し上げてくる可能性がある。

物色としてはムードメーカーの役割を持つソフトバンク<9984>に引き続き関心が集まりやすいだろう。また、米雇用統計の発表延期によって、返って見極めムード自体はそれ程強まらないため、売られ過ぎ銘柄に対する押し目拾いの流れが期待される。個人主体による低位材料株も活発だろう。そのほか、米ツイッターは、新規株式公開(IPO)の申請書類を公開した。11月にもIPOに踏み切るとみられており、関連銘柄への手掛かり材料となる。

一方、ノーベル賞候補の関連銘柄としてバイオや酸化チタンなどの材料株物色が強まっているが、来週7日には医学生理学賞、8日は物理学賞、9日は化学賞が予定されている。より売買が活発となるか、若しくはポジション調整的な流れから資金流出が強まるのか、値動きは荒くなりそうだ。《TN》

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