米株式ファンドから債券ファンドへの資金流入

2013年9月30日 10:40

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記事提供元:フィスコ


*10:40JST 米株式ファンドから債券ファンドへの資金流入
 27日発表のバンカメ・メリルリンチの調査(25日終了週)で、株式ファンドから15億ドル資金が流出、債券ファンドに45億ドル流入となった。18日のFOMCでの縮小見送りの影響が大きいと見られているが、米財政問題も影響し始めている可能性がある。債券への資金流入は9週間ぶり、皮肉なことに地方債も5900万ドルの資金流入で、デトロイト破綻以来、18週ぶりの現象となった。

 ただ、株式の資金流出は米株に限られ(前週の169億ドル流入から一転、74億ドルの流出)、欧州23億ドル、日本8億ドル、新興国19億ドルの各株式ファンドは資金流入となっている。当面は米株波乱の連動リスクは小さいと考えられる。

 そうは言っても米ドルの弱含み展開が想定され(9/24現在、IMM通貨先物取組状況で、ドルの買い越し額は7ヵ月ぶりの低水準に後退)、何等かの影響は免れ難い。今週は10月1日の安倍首相会見(消費増税と成長政策第二弾)がハイライトになる予定だったが、米国情勢を注視する状況を余儀なくされそうだ。

 なお、限定的ながら、来週からのノーベル賞発表を先取りする動き(バイオ関連、超電導関連、光触媒(酸化チタン)関連、カーボンナノチューブ関連などで期待感がある)、成長政策を巡る個別材料探し、8月上期決算の小売業や9月末通過による企業業績動向などによる個別物色の地合いが想定される。《MK》

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