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【編集長の視点】新規上場のエンビプロHDは買い気配値をアップさせ公開価格を上回る
<銘柄ウオッチ>
エンビプロ・ホールディングス <5698> (東2)が、きょう25日に東証第2部に新規株式公開(IPO)された。公開価格は700円、公開株式数は186万3000株となっている。寄り付きから買い気配値を切り上げ9時50分現在、公開価格を175円、25%上回る875円買い気配で売り買い差し引き約55万株の買い物が集まっている。同社の公開価格を上回り買い気配で、IPO株は、昨年12月20日以来、33銘柄連続で初値が公開価格を上回る「負けなし」の連勝記録を伸ばすことになる。
同社の業態そのものは、資源価格に業績が左右されるオールドエコノミーに属して新規性は乏しいが、公開価格がPER6倍台と割安で、相場波乱期に上値のシコリがなく値動きの軽いIPO株の特性が見直され、買い評価されている。
同社は、企業、解体物件などから排出される金属スクラップや産業廃棄物を取扱対象にする資源リサイクル事業を主力事業としている。鉄スクラップ、廃プラスチック、金属加工屑、アルミ切削屑などを全国に保有する集荷拠点で仕入れ、グループの中間処理工場でせん断・溶断、破砕・選別して純度の高いリサイクル資源として生産し、製鉄メーカーや製錬メーカー、商社、問屋、海外バイヤーなどに販売している。取扱商品で最も取扱額が大きいのは鉄スクラップで、鉄スクラップの販売先は、国内のほか韓国、台湾、中国などの大手電炉、高炉メーカーと国内外にわたっている。
今6月期業績は、売り上げ397億3000万円(前期比4%増)、経常利益8億8200万円(同横ばい)、純利益5億9400万円(同31%減)、1株利益101.7円、1株配当10円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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