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【ミラノ2014春夏=22・23日】ミラノコレクション閉幕 最注目株の「MSGM」が初のランウェイショー
コレクションもそろそろ終盤の5日目は、会場を同ブランドの新ショールームに移して行われた「マルニ(MARNI)」から。デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニが掲げるのは、“モダンさと簡素さをキープしながらロマンティックに。薄れて行く存在と確固たるものの要素のバランス”。エアリーな素材が作りあげる表情や体にフィットするラインが描くカーブに、ルーシュやフラワーモチーフであえてバランスを崩したり、サンバイザーやプラットフォームなどのスポーティテイストを加えることで、柔らかな表情の中に大胆で自己主張のあるスピリットを表現。
古代シチリアをテーマに空想の旅をファッションで繰り広げた「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」。このところドメニコ・ドルチェの故郷、シチリアをテーマにしたコレクションが続いている「ドルチェ&ガッバーナ」。今回のテーマは「古代シチリア 歴史と神話の融合への空想の旅」。古代神殿の絶対的な美は空想の中だけで存在し、不条理さえも道理として通る夢の世界でこそ繰り広げられる夢のイメージをファッションで表現。シチリアのアグリジェントなどで有名な古代ギリシャの神殿その風景を描いたプリント、アンティークコインをモチーフにしたプリントや大小のコインのアクセサリーが登場。
初のランウェイを行ったミラノで最注目株の「MSGM」。 デビューショーのインスピレーションは、1930年代に起こったTIKIという土着信仰の像をシンボルとしたポリネシアンポップカルチャーから。クリエイティブ.ディレクターのマッシモ・ジョルジェッティはTIKIのイメージのエスニックかつトロピカルなプリントにストライプなども混ぜて展開。それをミニドレスの下にタイトスカート、スカートの下にパンツ、ワンピースにパレオ風ラップスカート、半袖シャツの下から長袖シャツ・・・といったレイヤードでコーディネートした、トレンドともマッチした楽しくポップなコレクション。
そして最終日の23日は、ミラノコレクションのフィナーレを飾るべく、光と影の遊びで仕上げた「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」。今シーズンのテーマは「LIGHT AND SHADOW」。軽くてエアリーなリラックス感あふれるシルエットを羽衣のようなトランスペアレントなドレス、チュニック、フレアスカートで展開し、素材の面白さで様々な表情が楽しめるコレクション。シフォン、シルク、フェザーなど軽い様々な素材をレイヤードすることで、テーマとなっている光と影の遊びが生まれる。色は、シチリアのシアッカと言う街に咲くアネモネや、海のサンゴからインスピレーションを得たピンクをはじめとしたソフトな色が中心に。優しいフラワーモチーフもたくさん登場した。
■2014春夏ミラノコレクション特集ページはこちら
http://www.apparel-web.com/collection/2014ss/milano/
<文;田中美貴>
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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