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FRBの2つの使命とラクダの2つのコブ
記事提供元:フィスコ
*14:28JST FRBの2つの使命とラクダの2つのコブ
「ラクダは、委員会によって設計された馬である」と言われる。
バーナンキFRB議長は、経験的に、個人の判断よりも、集団の判断の方が優れている、という民主主義の信奉者であるらしい。
しかしながら、連邦公開市場委員会(FOMC)は、おそらく構造的な欠陥により、個々人の馬作りの想いが、ラクダという政策決定に繋がっている可能性がある。
米国連邦準備理事会(FRB)の2つの使命は、「最大限の雇用確保=失業率」と「物価安定の促進=インフレ率」であり、現状では、失業率目標が6.5%、インフレ目標が2.5%と「フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)」として公表されている。
米国連邦準備理事会(FRB)のハト派及びタカ派は、2つの使命に対する「多義性」及び「多様性」を持ち合わせている。
さらに、「透明性」という議会からの圧力も相俟って、「馬」作りの個々人の発言と、結果としての「ラクダ」により、市場とのコミュニケーションが途絶している。《MY》
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