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【編集長の視点】クックパッドは6連騰、1Q好決算再評価に東京五輪関連の「おもてなし」人気も相乗
<銘柄ウオッチ>
クックパッド <2193> は、65円高の3390円と変わらずを挟んで6営業日続伸している。9月6日に開示した今4月期第1四半期(1Q)業績が、大きく続伸したことを評価してネット関連人気が増勢となっており、2020年夏季オリンピックの東京開催決定で「和食」への世界的な見直しが予想され、同社株にも「おもてなし」関連株買いが波及するとの期待も、押し上げ効果を発揮している。
1Q業績は、前年同期比39%増収、49%経常増益、51%純益増益と連続して大幅な増収増益となった。会員事業では、プレミアム会員が105万人を突破し、同社の料理レシピサイトの7月の延べ月間利用者数が、前年同月比30%増の3397万人、うちスマートフォン経由の利用者数が、93.2%増の1767万人と伸び、7月末現在の累計投稿レシピ数が150万点を超えており、大型のディスプレイ広告の受注やタイアップ広告の増加、さらに商品認知を広げるリーチ型広告にも注力したことなどが要因となった。
今期第2四半期・通期業績は、定性的に売り上げと営業利益が前期実績を上回る見込みとして具体的な数値予想を開示していないが、1Q好決算から連続して過去最高更新することは間違いなく、東洋経済会社四季報秋号では今期純利益を17億5000万円(前期比8%増)と観測している。
株価は、4月30日を基準日とした株式分割(1対2)の権利取りで7770円高値まで買い進まれ、権利を落とした4020円高値から全般相場急落の悪地合い下で2222円まで調整、プライベートコーチ検索サイト運営のコーチ・ユナイテッド(東京都渋谷区)の子会社化、1Q好決算、さらに東京五輪関連人気、外資系証券の投資判断引き上げなどが続いて半値戻し水準をクリアしてきた。相場格言の「半値戻しは全値戻し」を試す展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2193.T&d=6m
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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