今週の日本株見通し:消費増税や成長戦略第2弾に関連した物色が継続

2013年9月24日 06:18

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記事提供元:フィスコ


*06:18JST 今週の日本株見通し:消費増税や成長戦略第2弾に関連した物色が継続

今週は、25日に権利付配当取り最終日を迎えることで週初は配当に絡んだ動きが見られそうだ。また、一回目の日経平均構成銘柄の入替が26日に行なわれる。東急不動産<8815>が除外されて日東電工<6988>が採用。その後、10月2日に三菱製紙<3864>が除外、東急不動産HD<3289>が採用となる。需給面に関しては、それぞれ前日の25日と10月1日の終値ベースでパッシブ連動資産による売買インパクトが発生するとの観測。発表されて3週間ほど経過していることで、既に織込まれていると思われるが、引けの動きには注意か。なお、27日の引けでTOPIXリバランスが実施されるが影響は限定的との見方。

経済指標などに関しては祝日の23日に中国HSBC製造業PMI(速報値)が発表される。市場コンセンサスは50.8と8月の50.1を超える値となっている。市場コンセンサスを上振れた際には、連休明けの24日の寄付きで中国関連が強い動きを示す可能性も。このほか、26日には米4-6月期GDP(確定値)が発表される。米量的緩和縮小の先送りを発表した後とのことで、年内縮小の可能性を模索するには重要な数値か。

また、10月1日には9月の日銀短観が発表されるが、安倍首相はこの日消費増税に動くとの観測が強まっている。残り期間僅かとなったことで5兆円規模の経済対策の詳細や、成長戦略第2弾などに関連した報道などには要注目か。引続き建設やインフラ、カジノなどのテーマ株中心の物色を想定。《FA》

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