バンド オブ アウトサイダーズ 2014年春夏ウィメンズコレクション - テイストミックスでLAの風を

2013年9月23日 16:15

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記事提供元:ファッションプレス

バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)2014年春夏コレクションは、ロバート・アルマン監督のハリウッド映画「ロング・グッドバイ」、そしてリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)やニック・ナイト(Nick Knight)などの著名フォトグラファーが毎年手がける、タイヤメーカーのピレリ(Pirelli)のカレンダーにインスパイアされた。


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コレクションは、LAの夜景が映し出された大ビジョンを背景にスタート。序盤はホワイトを基調とした軽やかなスタイルで展開。ファーストルックを飾ったドレスは、Tシャツとドレスを組み合わせたようなデザインだ。ゆったりとしたマニッシュなシルエットや、さりげなく表現されたボーダー柄のカジュアルさとは対照的に、透き通るような素材感がフェミニンさとドレッシーさをプラス。フラットのコンフォートなサンダルにはソックスを合わせるなど、独自のバランス感覚が光る。


多くのアイテムに用いられられているのが、小ぶりのペイズリー柄や、スクエアのグラデーション、うねるような独特の柄。これらは、映画「ロング・グッドバイ」の中でニーナ・ヴァン・パラント(Nina Van Pallandt)が着用している衣装の柄の一部を、大きく切り取りアップデートしたもの。40年前のデザインをよみがえらせ、部分的または全面に配することで、スタイルに小気味よいリズムを与えたり、力強さを与える効果を発揮させた。


積極的に取り入れられたスポーティーな要素も、今季の大きな特徴のひとつだ。無機的でエッジィなジッパー、鮮烈なカラーに加え、ナイロンやメッシュといった素材、ドローコードなどが、モダンなスタイルに散りばめられる。クライマーからヒントを得たという、オーバーサイズのパーカーは、同色のビビッドブルーのボトムスを合わせ、よりアクティブに。また、フリンジやプリントによってイージーボヘミアンの要素も加えられ、フレッシュで気まぐれなLA・マリブの雰囲気が表現された。


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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