人気盛り返すホンダ、足元ではトヨタ上回る上昇率、中間決算時点では高値更新も

2013年9月21日 17:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ホンダ <7267> は、出直りの動きを鮮明にしている。前週(17~20日)は3945円と今年5月29日以来となる4000円に接近となっている。

  トヨタ自動車との対比では、これまで見劣りする動きだった。昨年10月から今年5月までの上昇率がトヨタの2.3倍に対し、同社は92.0%。さらに、その後、6月安値までの下落率はトヨタの20.7%に対し同社は23.7%と大きいものだった。しかも、トヨタが26週線をキープしたのに対し同社は26週線を下回る調整となっていた。

  ところが、足元ではホンダの動きに勢いがみられる。8月30日から前週比較ではトヨタ9.0%上昇に対し同社は12.2%とトヨタを上回っている。割り込んでいた26週線も9月第1週に上抜いている。

  背景には9月5日発売の新型フィットが材料となっているもよう。リッター当り36.4キロという軽自動車も上回る燃費の良さが注目されているといえる。

  予想1株利益321.8円でPER12.2倍、配当は年80円予定で利回りは2.0%と指標的には割安といえる水準。

  しかも、信用買残は5月時点では、それほど増えていなかっただけに上値圧迫はそれほどないのではないかと思われる。10月末~11月上旬とみられる9月中間決算発表のときにはトヨタより先に5月高値を更新している可能性はあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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